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CMWC 2016 Paris ライダー JP 旅日記-最終回

DURCUS ONEのライダーJPです。CMWC 2016 Paris ライダー JP 旅日記-最終回です。

CMWC 2016 Paris ライダー JP 旅日記-1〜2をまだ読んでない方は是非こちらから!
今回はCMWCのスイス/ジュネーブからの移動からスタートです。

ジュネーヴから自走で行き、ローザンヌからは電車に乗り、山を越えるのに半日もあればすぐにベルンへ着くと聞いていたので、途中でパンとハムとチーズを買って、のんびり公園のベンチで休憩しながら、ベルンを目指しました。とにかくパンとチーズが安く、今回の旅ではかなり経済的に助かりました。

そしてベルンに無事到着。
ベルンのメッセンジャー会社は『velokurier』1社のみで、マリオとユリが所属していて、マリオはCMWCのカーゴレースで2位になる程の強者で、ベルンでは自転車屋でメカニックもこなしています。ユリもフレームビルダーをしながらメッセンジャー業務をこなしていました。

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ベルンではユリの家に滞在させてもらうことになり、ユリの仕事に密着。ジューネーブと同様に電車から荷物をPick upしていました。ジュネーヴと街の雰囲気はがらっと変わり、とても静かで時間がゆっくりと過ぎ落ち着く町並みでしたが、とにかく坂が多く固定ギアのメッセンジャーはいなかったです。

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『velokurier』の事務所は大きなキッチンとテーブルがあり、毎日昼食を作りに来てくれる人がいて、僕もベルンにいる時は毎日事務所で皆に混ざりながら、一緒に食事を共にしたりと、とても濃い時間を過ごせました。

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滞在2日目。今回知り合ったマリオの働く自転車屋『bedovelo』に地図を片手に遊びに行きました。
お店は郊外の静かな場所にあるのですが、とても忙しそうで、僕が訪れた日にはパラリンピックに出場する選手のホイールの依頼が入り、マリオはご機嫌でした。

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そして旅の最終地ミラノ。『Bici CouriersとUBM(urbanbikemessengerbologan)』のメッセンジャー達にお世話になりました。『Bici Couriers』の事務所では、パリでも一緒にいたメッセンジャー達とも合流。

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パリで一緒だったシェン、ポール、アランとは朝までイタリアを代表する教会『Duomo』の前の広場で、メッセンジャーバッグを枕に朝まで今後の旅の話や、ミラノに来るまでに何処を回って来たのかという話しで盛り上がっていると、地元のメッセンジャー達も続々と集まってきた。

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次の日は皆でゆっくり行動開始。スーパーに行き、自炊してテーブルを囲み、並んで夕食。
みんなこの日がミラノ最終日の様で、この日も夜遅くまで話し込んでしまった。

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皆を送り出し、東京で一緒に居酒屋で飲んだことがある『UBM』の社長、マテオと合流。
事務所を紹介してもらえました。
そして最終日はマテオの家に宿泊。

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最終日は『UBM』のステファンに梱包した自転車をカーゴバイクでデリバリーしてもらい、無事に旅も終わりました。

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今回、CMWC含め3週間半ヨーロッパを旅してきました。CMWCではアメリカ、アジア、ヨーロッパの各国々のメッセンジャー達とも交流して、CMWC後は各都市のメッセンジャー会社を訪れ、友人達の仕事にも密着。各都市での滞在もメッセンジャー達に助けてもらい、なんの不自由もなく旅を送ることができました。

メッセンジャーはただの配送業なのかもしれない。けれど自転車を通して繋がる輪、それは国境を越えて繋がり、世界各国に仲間の輪が広がって行く。

一緒に旅を共にした”DURCUS ONE GUM BALL”は、まだプロトタイプでデカールもない状態でしたが、海外のメッセンジャー達から注目されて、「その自転車のブランド何処の?」から会話が始まり、「軽いし、ルックス良いね!」との声をもらいました。それを機に仲良くなって大会中も応援してくれたり、自転車を通じて広がる輪の素晴らしさを改めて実感しました。

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今回多くの人に助けてもらい、楽しい時間が過ごせたのは間違いありません。少し前にシドニーでメッセンジャーをしている友人に言われた「All Couriier my family」この言葉がとても好きで、今回のCMWCで出会ったメッセンジャー達がもし日本に来るのなら、僕がしてもらったように恩返しをできたらなと思います。

次回、開催はカナダのモントリオール。来年また参加したいと思います。

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Chistole!!!!

Category: DURCUS ONE FIXED GEAR, TEAM RIDER

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